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設計図面がないと

2014年5月1日

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内装クロスの張り替えや外壁の再塗装などでは、図面がないのが普通です。しかし、間取り変更を伴うような大掛かりなリフォームでは、図面がなければ職人さんも工事ができません。ただ、これも程度問題で、職人さんの経験でできてしまう範囲の工事もありますから、図面がない場合も現実としてあるようです。図面がない場合に起こりえる問題は、工事後に暇疵が見つかったとき、責任の所在がはっきりしないことです。既存の家に問題があったのか、それともリフォームエ事によって問題が発生したのかが分からないのです。既存の家の設計図や施工図、竣工図もなければ、何が悪かったのか推測すらできません。特に構造部分に及ぶ工事の場合は、問題が起きると家全体の健全性にも影響を及ぼしますから、必ず図面を出してもらうようにしましょう。ただし、そもそも図面なしを前提に契約を結んでいるような業者は、あらたに図面を作成してもらうと、かなりの費用負担を要求される場合があります。
リフォームは新築や中古購入よりも手間が少ないと思いきや、意外と多いです。←こちらのサイトでいろいろな不動産の事例を見てみましょう。
どんな図面が必要なのか
大手リフォーム会社などと契約すると、契約書に図面が添付されているのが普通です。しかし、その多くはレベル的に充分とは言えません。業者によってはパース図など見栄えのいい図面類を出してくれますが、それはイメージイラストのようなものであり、実際の施工に使えるものではないのです。大掛かりなリフォームであれば、新築同様、以下のような図面が必要です。
1.設計図:全体のプランが分かるもの。設備関係の寸法が入った仕様図を添付する場合もあります。
2.特記仕様書:個々の設備などに対して、品番、メーカー、種類、厚み、重量、規格等が分かるようにするもの。図面ではなく文書化したものです。
3.施工図:設計図の各部分を詳細にしたもの。これを見ながら作業を進めていきます。
これらの図面類は、寸法、質量、性能等を表すために必要なものです。逆に言うと、寸法、質量、性能等を表していない図面は、図面とは呼べません。ですから、契約書に添付されていることの多い小さなプラン図、パース図は、イメージイラストに過ぎないのです。特に施工図は重要です。部材の厚みなども、この図面で表現されていますから、設計図だけでは納まりや取り合いが分からないのです。しかし、大手リフォーム業者の図面で、この施工図がきちんと入っていた例は、残念ながらあまり見ることがないのが現実です。実際に行った工事内容に合わせ、最終的な実際の寸法などを表したものを「竣工図」と呼びますが、新築ならともかく、リフォームエ事ではここまで作られていないのが普通です。しかし、前述したトラブルの責任を問うような場合は、この竣工図の存在が重要になるのです。